1単語で「自分が人工知能でないこと」を証明してください。というアンケートをとったことがある。
googleドライブを整理していたら発掘されたので久しぶりに見てみた。
42人回答してくれていて、こういうアンケート(しかも自由記述)に時間を割いてくれる優しくて利他的な人、本当に有り難くて宮沢賢治ですか…?となる。
回答一覧を末尾に載せる。
一番ドキッとしたのが
「うるさい」という回答だった。
質問に一対一で対応する回答ではなく、
「私がこのアンケートをSNSやLINEグループに投稿した」という、質問文の外の文脈に対する発言(アンケートを投稿した私がうるさい、と苛立った的な)だとも捉えられ、人間っぽさを感じたのかもしれない。
他に類似の回答を挙げるとするなら、
「課題?」(意味:このアンケートは課題でやってるの?)や、
「おじおじ」(意味:私が応援している将棋棋士の愛称)、
「ブックオフ」(意味:私がさっき行ってきた場所)、
みたいな切り口があるだろうか。
「あえて一単語で答えない」という回答もあった。
一単語じゃない回答は結構多く、「一単語で」という明確な条件を出している問いにおいてこの回答は、人間っぽいかもしれない。
「チューリング・テストって、何ですか」
早瀬 耕『グリフォンズ・ガーデン』
「アラン・チューリングっていう数学者が考え出した、機械の知性を評価するテストのこと。こういうふうに人間とコンピュータに同じ質問をして、応答によって両者の判別ができなければ、その機械は知性を持っていると言ってもいい、っていうテスト」
「そうだとすれば、『ぶ』の変換ミスで、知性のあるはずの人間を当ててしまったのは皮肉ですね」
『グリフォンズ・ガーデン』は今年の春頃に読んだSF小説だ。
シミュレーション仮説を軸に据えたSF要素と青春小説の要素がかけ合わさった話だったように記憶している。
シミュレーション仮説についての話はよく聞くが、その舞台設定上で展開されるお話に浸ったことはなかったので新鮮で良かった。高揚しながらとても気持ちよく読んだのを覚えている。
ここまで書いて手が止まった。感じたことは書き留めておかないと数ヶ月後には記憶の抜け殻しか残っていないなと常々思う。
回答してくださったみなさま、ありがとう😌
人工知能は全滅しろ! |
性欲旺盛です☆ |
あえて1単語で答えない |
うるさい |
すみません、よくわかりません |
1単語で答えない(人工知能なら確実に1単語でその質問に答えようとするため |
要領よく仕事できません |
無理 |
小さい頃の思い出をかたる |
愛されてるね、私 |
過去がある |
ヤバタクスゼイアン |
デストルドー |
ママーーー!!!(女性声優に対して) |
無理 |
ばかになれたら楽なのにね |
飯が食える |
ペンパイナッポーアッポーペン |
童貞 |
洒落たジョークが全然思いつかないのは、人工知能みたいにプログラマーにジョークの語彙を実装されていないからである |
無理(人間には) |
ゥチ |
大嘘 |
進捗0 |
わかりました |
あったかいんだから〜 |
おはこんばんちは〜〜〜 |
食欲 |
意味がないことをする。おしぼりをひたすら折りたたむとか |
それは詰みだわ |
常識がある |
飲食 |
眠い |
人工知能の定義によるので もしかしたら私は人工知能かもしれない。 |
人の顔と名前すぐ覚えられません |
機械音痴 |
めんどくさい |
ものぐさ |
その質問に答えるのは無理だとプログラミングしたはずなんだけどな。 |
疲れる |
仇 |
不可能 |
今日の猫
