今日という一日の中に、もうひとつ新しい一日が生じたような

今日という一日の中に、もうひとつ新しい一日が生じたような、そんなすがすがしい気持ちがします。

村上春樹『職業としての小説家』

将棋で新しい手筋に触れて感動した時、その場限りの盤面で自分なりの良い手を発見し、状況を打破できた時、悔しい負け方をして、ここから学んでやるぞと棋譜検討をしている時
曲作りをしていて音が噛み合った時、気持ち良い音の進行を見つけた時、自分が気持ちの良い音の並びを聴いている時、音楽理論を勉強している時
絵を描いていて、良い線が描けた時、描いてる対象について「こうなってるんだ」って思っている時、かっこいいものが描けたなって時、
映像や漫画を作っていて、良い構図が浮かんできた時、良い絵が撮れた時、音と絵が噛み合った時(映像)
文章を書きながら考え事をして、物の見方や考え方に関する発見をした時、頭の中で点で存在していたものが線で繋がった時
ものづくりをしていて、これはユニークな解決策だなっていうアイデアが出てきた時、綺麗なものが出来上がっている時
友人の価値観と自分の価値観がぶつかることで自分では思ってもしなかったものが出来上がっていく時
本を読んでいる時

これらのタイミングで得るポジティブな感情について、冒頭の引用はちょうど言い得てくれた。
新鮮でエネルギッシュで、もうひとつ新しい一日が生じたような、すがすがしい気持ちである。
新鮮でエネルギッシュで、すがすがしい気持ちを得るために生きているのかもしれない。


今日の猫