人の中身が変わること

死ぬのは怖いけど、自分が自分のまま中身がまるで別人のようになってしまうことがもっと怖い。
脳梗塞の後遺症で、それまでとても穏やかだった人が忘れっぽく粗暴な性格に豹変し、家族に当たり散らす、とか。その当たり散らされる家族目線のエッセイ漫画など読むと非常に辛くなる。

そういう意味で一層健康には気を遣わねばと思うけど、大きな健康被害が無くても人の中身って簡単に変わっていってしまうものなのかなとも思う。仕事をし始めて人が変わった、とかよく聞くが、日々にゆとりがなくなって大変になると人が変わってしまったりするんだろうか、嫌だなあと漠然と思っていた。

先日、精神科医の名越先生のこの動画を見た。

好調な時ほどかえって人を傷つけやすく、調子が悪い時、落ち込んでいる時は人の優しさが身に沁みるよねという話が動画の一部で語られていて、自分のこれまでを振り返っても身を持って腑に落ちてしまった。

「人を傷つけたことが無いのではなくて、傷つけるほど誰かと近付いたことが無かった」という一言が記憶に残っていて、人と人は近ければ傷つけてしまうのが当たり前だとは思うのだが、それでも、自分の調子の波には意識的になりたいと思う。

今日の猫

公園でカレー食べてたらいつの間にかいた

まだ足が若干見えている