インターネットをもっともっと信じられない場に

「どうすれば戦争が終わるか知っていますか?」
「それは、平和を願い、憎むことをやめれば…」
「いいえ。戦争は、国家間の交渉の手段でしかない。憎まなくても戦争は起こる。
どうしても手に入れたい領土、資源、利権、思想や宗教やプライド、それらの目的を巡って戦争は起こる。
だから、その目的がはたされれば、戦争は終わる。
または、利益に見合わない数の人が死ねば、戦争は終わる。
怒りも憎しみも、戦争を有利に運ぶための手段でしかない。
僕はそんな感情に興味はありません。」
アルドノア・ゼロという作品中の伊奈帆くんとアセイラム姫さまの会話だ。

「どうすれば赤の他人への配慮に欠けた詮索、誹謗中傷が無くなりますか?」
「それは、相手の気持ちに立って考えて、自分の人生に目を向ければ…」

眞子さまと小室さん周りのニュースが本当にきつい。
できるだけ目を通さないように情報を避けていたが、他人の話に興味のない人や応援している人ほど声が小さく、配慮に欠けた人たちの声は大きく、それが世論のように取り上げられるのが癪なので、応援している旨だけSNSで発信した。
他人の人生に興味持ちすぎ人間を非難したり、相手の気持ちに立って考えてと啓蒙したりしても仕方がないだろうし、他人の話に興味を持つ人は多く、人は心の底に冷酷さや悪意を持っているものだと、人間の悪い部分から目を逸らしていてはいけないんだなと思う。
だから漫画アプリに設けられた匿名の雑なコメント欄に、作者を誹謗中傷し、自分の思った展開にならなければボロカスにコメントを書く人が出てくるのはすっごく自然で避けようが無いと思うし、作者さんが見える場所にそんなコメント欄を用意してしまうことは悲しいことだなと思う。

なんかもう、すっごいありそうな会社の実在してそうで実在していない合成人間を一定数作り上げて、有り余った人間の悪意のサンドバックにするのはどうですか?インターネットをもっともっと信じられない場にしていき、信じられないことが誰からも大前提になる世の中。
虚構新聞、大好きです。

今日の猫