「もっとも面白いひらがな」はなんですか。
参照元:【腹筋崩壊】アンケートをもとに「究極の面白画像」を作りました
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なにぬねの
はひふへほ
まみむめも
やゆよ
らりるれろ
わをん
一文字で面白いもなにも無…
って頭で考えながら、
………ぬ…?
と思ったら一位は「ぬ」だった。
このアンケートに答えた34%の人が「ぬ」が一番面白いと回答している。
大体の場合、ひらがなは漢字のように明確な意味や観念を持たないが、
その一文字に言葉にならないニュアンスやイメージ、あいまいな「言語以前」の含みがあるように思う。
それが何故なのか、
なぜ「ぬ」が面白く感じるのか、
「助詞」が鍵を握っているように思えたのでそれについて書いてみる。
助詞とは、言葉と言葉をつなぎ、微妙な意味を肉付けする役割を果たす品詞である。
助詞単体で文節を作り、明確な意味や観念を示すことはできない。
しかし助詞には例えば以下のように、言語以前のニュアンスが含まれているように思う。
物事の方向性(例えばAさん「に」であれば、矢印はAさんに向くイメージがある)や、
力の強さ(わたし「は」と、わたし「が」では強さが違うように思う)、
丸みみたいなもの(雨「が」降る夜、と雨「の」降る夜、では、「が」がより明快に「雨」をメインにしているのに対し、「の」は「(雨の降る)夜」全体をメインにしているように感じる。より包括的でトゲトゲしていないイメージ)、
話し手の気分(語尾につく「な」「ね」「よ」「ぞ」…などの終助詞によってニュアンスが変わる)
など。
「が」に尖った強さを感じたり、「と」に内向的で協調的な柔らかさを感じたりするのは、
助詞で使用する際のニュアンスが影響しているように思えた。
そこで「ぬ」に目を向けてみると、助詞ではない。日頃「ぬ」にニュアンスを込めて話すことが無い。
ポッと出てきた場違い感が面白さを作っているのではないかと思った。
今週の猫
LOVEと横向きの二匹
