「男の人って基本ロマンチストじゃないですか」って言うのを聞いたことがあって、
それについて主語が大きいことや性で括ることの良し悪しは気にならなくて、
性で括ったり主語を大きくしたくなる理由が何かあるんだろうなと思うし、言いたいこともなんとなくわかる。
「いまむってロマンチストだよね」と言われたこともある。
ロマンチストってなんだろうと考えた時に自己陶酔っていう表現が浮かぶ。
「これをしてる自分が好き」「これを言ってる自分が好き」みたいなことかなと思う。
「ロマンチストだよね」という言葉に皮肉が混じっているなら、自己陶酔的だねという意味も入っているんだろうなと思う。
自分の発言や文章にその気があるのはちょっと分かっていて、何か言いたくなった時に、これは本心なのか、それとも「これを言っている自分どや」なのか考えることがある。それが本当に思うことではなく、「これを言っている自分どや」の場合、踏みとどまってもう少し何が言いたいか考えるようにしている。
少し違う視点でロマンチストについて考えてみる。
「男の人ってロマンチスト」という表現を借りて対義語を考えた時に、「女の人ってリアリスト」となるのかなと思う。リアリストっていうのを「地に足がついてること」と捉えながら、日頃の(誤解を恐れずに)ステレオタイプな考え方で言う「女性っぽい」話(賛同をする訳ではない)(注釈つかれた)をするなあと思う人の雑談を思い出してみると、「バイト先の人間関係」「彼氏の話」「誰かの就職の話」「職場の話」等が思い浮かぶ。
対して男性陣の雑談は、「〜の話」とまとまらないような断片的でどうでもいい話や、地に足のつかない話が多いように思う。(真剣な話をしたくてしている人に対して「すごいね〜自分なんかしょうもない話しかしてないよ」と、話の内容ではなく話し手のスタンスの意識の高さに話題をスライドしてくることを勝手に「ダウナーマウンティング」と呼んでいて好んでいないので、そういう意図がないことを明記しておく)
ロマンチストって、「地に足がつかない話」を好んでしている人のことかなとも考える。
どっちかだけってことはなくて、みんなどっちもあるはずだけど、
男性はそういう地に足のついた話を限られた少人数にしかしない人が多いのかなと思う。
今日の猫

棋士の永瀬さんに似てるな