好きなもの、嫌いなものを書き出してみた。
嫌いなものが憎しみの塊みたいになってしまった。
好きなもの
食べ終わったと思ってたら奥の方に残ってたポテト-年末年始-本屋にいる時間長い人-眠いときに丁度調整で止まってくれる電車-察しが良い脇役-ケチャップ-充電100%-年越しの瞬間2355見てる人-男気ジャンケンに絶対参加しない人-皆でギュウギュウになって乗るタクシー-たこ焼き-恵方巻き文化-立体駐車場-ディスコードのボイチャ-食べたいときのサラダ-自分で焼いた硬めのステーキ-プラスチックカード-玄米カレー-ラジオ聴きながら散歩-存分に伸びた後の散髪-京成の電車の中の扇風機-いつの間にか結構ポイント貯まってるJREカード-足の小指-郵便局-湯船浸かりながら読む本-石鹸と晩ごはんの匂いがしてくる夕方の住宅地-小さめの段ボール箱-かるかん饅頭-薄葉印刷紙-細いペン先-看板-期限に余裕を持って手続きしに来たときの事務窓口-本の背表紙-キャスターが付いてない椅子-電波塔のシルエット-四角い消しゴム-個人経営のコインランドリー-深呼吸-ムーミン-団地の小宇宙感-空いてる電車での移動時間-ファミマのフワフワのホットミルク-ピンポン球-USBメモリ-2Bの鉛筆-給水塔-カキフライ-付箋-ピングー-Aadd9-目薬-アニメのイモムシ-鳥-耳栓-耳かき-低音-広々したファミリーレストラン-二度寝-ヘイホー-高くて薄い空-サロンパス-ストーブ-静かな場所-将棋解説の雑談-待ち時間
嫌いなもの
クチャラー-湯船浸かりすぎてお湯が冷めて出るに出れなくなるとき-コンタクト液が目に染みるとき-プールのタイルの錆びてるとこ-愛という言葉で正当化される行為-静電気-ん〜モイヒ〜-「考えさせられた」という感想-赤の他人とスッと打ち解ける海外の人の動画のコメント欄で自国文化卑下して冷笑する流れ-歩く時の左右の振れ幅が大きくてゾンビみたい歩くの遅い人-ポリティカルコレクトネス等の世の大きな流れにただ便乗して誰かを叩き、自分の頭が良くて分別のある人間かのようにアピールする行為-ニュースのタイトルしか見ずに内容を語ってしまう人-大きな音-邦ドラに出てくるガチガチの教育ママ-仮想敵立ててずっとSNSで怒ってる人-達観的で悟っている浅薄な人-「〇〇ってそういうもんだよ」-出発前物がない
人間が抱く「悪意」は、善意や優しさや思いやりよりずっと、その人の本質に根付いていると思うから、そうしたものを見せ合うことはむしろ好きだ。友達の嫉妬だとか怒りだとか、そういう悪意を見るのはおもしろいし、嫌いなものに対してずばずばと怒りを表明するその姿は、かわいい犬にはしゃいでいるときよりずっと「その人らしい」とも思う。
最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』
「嫌いなことより好きなことを語っていたい」と思っていたことがあるけど、好きなことが好きだから生じた嫌いなことだったりするし、その人のバックグラウンドが色濃く影響していたりして、嫌いなことについて語ることはその人の深い部分を知ることにつながることが多い。
今は嫌いなことを介して人と会話をするのもいいなと思う。
今日の猫
